エンジニアの夜時間

プラモデルを作ったり、資格試験を受けたりしながら技術力向上を目指すブログです

初めての飛行機模型を作ったときの「楽しい」を忘れない/タミヤの1/72 ウォーバードコレクション 零戦二一型

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日本が第二次世界対戦の敗戦国だからなのか、現実に人の命を奪った兵器だからなのか、なんとなーく戦車や戦闘機へネガティブなイメージがあって、これらのプラモデルは今まで作ってきませんでした。それでも人が作っている様子を見たり聞いたりしているうちに、やっぱり作ってみたくなってきたので戦闘機を作ることにしてみました。いくつかの候補の中で何を作るか悩んでいましたが、戦闘機のことはよく知らないしまずは有名どころと選んだのが、タミヤ零戦。ハセガワの零戦と悩んだけど、タミヤウォーバードコレクションが新しそうなのでこちらにしました。新しいキットの方が総じて作りやすいからです。

実際に作ってみると発見がたくさんあります。まずとても小さいパーツがある。ガンプラではまず見かけないサイズ。パネルラインやリベットのディテールもスケールに合わせて細くできています。「実機」という正解が存在するスケールモデルを、逃げずに真正面から再現しているのでしょう。「1/72なんだから大きさは実物の1/72で作る!」というメーカの意思を感じました。
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比較的新しいプラモデルは大抵の場合再現度が高く、この零戦について言えば、フォルムの再現度がとても高そうです。とにかく「飛びそうな形」をしています。翼とプロペラがついているから飛びそうというのではなく、飛行機としての輪郭線がとにかく飛びそうで、空気抵抗や揚力といった力学的に飛びそうな形状をしています。本体を張り合わせた姿は海の中を素早く泳ぐ魚のようなラインだし、翼まで接着した姿では手を放したらそのまま空に飛び出しそうな感覚さえありました。本物の零戦は見たことないけど、きっとこんな形なんだと思わせてくれる説得力のあるキットです。
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この作成したタミヤの1/72 ウォーバードコレクション 零戦二一型は組み立てるために接着剤やピンセットが必要で、ガンプラとは異なったテクニックも要りますが、作ってみると発見がたくさんありとても面白かったです。戦闘機へのネガティブな印象は変わりませんでしたが、作っていて楽しいので戦闘機のプラモデルは好きになりました。零戦に限らずまた作ってみたいですね。
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