エンジニアの夜時間

プラモデルを作ったり、資格試験を受けたりしながら技術力向上を目指すブログです

「ガンプラ凄技テクニック機動模型超級技術指南」が凄い。現代のガンプラモデラーは必見の一冊。

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林哲平さんの「ガンプラ凄技テクニック機動模型超級技術指南」をついに購入した。すごく良い内容だったので紹介します。嬉しい誤算でしたが期待を遥かに上回ってました。

 
林哲平さんの事を存じ上げるようになったのは、私がプラモデルに出戻った頃に見つけた、林さんのブログ「プロモデラー林哲平の見るだけでプラモが上手くなるブログ」を見てからです。
 
流石に見るだけでなく、手を動かさないと上手くはならないと思いますが、プラモデル(特に近年のガンプラを)少ない手間で格好良く見せるためのテクニックが紹介されていて、出戻り直後の私にはとても参考になりました。
 
この中で紹介されていた、林さんの著書である「週末でつくるガンプラ凄技テクニック〜ガンプラ簡単フィニッシュのススメ〜」買ってみると、これが凄くためにガンプラ制作の参考書であり、現代の高品質なガンプラを制作する上でのポイントを抑えた「簡単フィニッシュ」を使いガンプラを完成させるテクニックがまとめられています。ガンプラに限らずプラモデルの制作では「完成させる」ことで自分に何が不足しているかを気づきを得て上達につながります。特に本気で作るととにかく時間が必要な現代のガンプラを「完成させる」ための手順をまとめた本書の考えは、忙しい現代人にぴったりです。その上掲載されている制作方法の種類も多く、プラモデルが少し上手くなった今も読み替えることで気づきのある本です。
 
その「週末でつくるガンプラ凄技テクニック〜ガンプラ簡単フィニッシュのススメ〜」を書いた林さんが新たに本を出す。しかも制限を外して作った「超級」の作例をまとめたMOOK本ということで、発表されたときからすごく興味を持っていました。
 

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本書の中でも特に注目すべきはコラムの数々だ



一番の目当てだったEx-Sガンダムの作例は制作過程も詳細な記事になっており、製作者の林さんのセンスや技術が堪能できる記事で大満足の記事でしたが、Ex-Sガンダムの作例以上にこれは凄いと感じたのが、本書書き下ろしのコラムです。現役のHobbyJAPANライターであり、モデラーでもある林さんの書いたコラムは、知識と経験に基づく説得力のある記事で、どれも読んで面白いし上に制作のモチベーションが上がります。是非購入して読んでもらいたいので詳細の説明は控えますが、ガンプラの変遷やオラザクコンテストの歴史を知る林哲平さんの書くコラムは、ガンプラを作る人は必見の内容。スケールモデルオンリーの方にとっても、制作に向かう姿勢や視野を広げる意味で大変参考になる是非読んで欲しい一冊です。