エンジニアの夜時間

プラモデルを作ったり、資格試験を受けたりしながら技術力向上を目指すブログです

地下鉄駅で階段を登ってみたら気づいたこと

都内の地下鉄は深い。
1927年の銀座線開業から次々と増える地下路線は、既にある地下鉄路線やトンネル、上下水道設備等を避けて開発するため地下へ地下へと深く潜りながら開発されていった。現在都内で一番深い位置にある地下鉄ホームは大江戸線六本木駅で、その深さは地下42.3メートルある。
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普段はエスカレーター等を使い地下鉄の駅は移動するが、運動不足を感じていたため職場最寄りの駅では階段を使って地上まで出ることにした。調べてみたところ、最寄りの駅はホームが地下4階にある。上り下り両方のエスカレーターと階段が用意されている箇所もあれば、エスカレーターは上りだけで下りは階段しかない箇所もある。エスカレーターだけで階段は無いという箇所は、私の移動ルートにはない。
階段で移動していると、階段の利用者が極端に少ないことがわかる。エスカレーターが利用客の導線上に配置されており、階段は若干だが遠回りの位置になる。そのため多くの人は誘導されるがままにエスカレーターを使い、朝夕のピーク時はエスカレーターの始点に人が溜まり、改札へ出るまでに時間がかかることが常態化している。

エスカレーターは前の人と一段開けて立つことが多く無駄が多いため、導線は階段があった方が駅構内で人はスムーズに流れるかもしれない。「なんて良い考え!」と思ったが、最大公約数的な要望に応えようとすると、多少時間がかかっても歩きたくない人の方が多いはずなので、私の様な少数派がたくさん歩く選択が最適解だと階段を登ったことで気づいたのでした。効率的な人の移動と快適な生活の両立は、土地の狭い都内だともはや難しいのかも。

そういえば階段の踊り場には駅設備への入口が階段のルートにはあり、階段を一番使っているのは駅のスタッフでした。