エンジニアの夜時間

プラモデルを作ったり、資格試験を受けたりしながら技術力向上を目指すブログです

おおらかなプラモデル体験/タミヤ コンバットプレーン フィアットG.91

100分の1という小ささに惹かれていたタミヤのコンバットプレーンシリーズ。先日模型屋フィアットG.91を見つけたので買ってみました。箱を開けると思っていた通りのパーツの少なさで、これは簡単にと完成させることができるとすぐ思いました。
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説明書を見るとさらに嬉しい発見があります。なんと飛行状態と着陸状態が選択できます。フィアットG.91に関してはパーツの選択で異なる3種類を作れるので、箱を開けて思った以上に使うパーツは少ない。少ない手数で戦闘機が形になるなんて最高のプラモデルです。

ところが手を動かしてみると違和感があります。イメージしていたタミヤのプラモデルと比べて、組み立てるのに、少しの調整作業が必要になります。調べてみるとコンバットプレーンシリーズは、1968年から1973年にかけて同社から発売されたミニジェットシリーズの金型を一部修正の上で流用し、2004年にリニューアルされた物でした。フィアットG.91に関しては1968年のキットがベースになっており、2021年に作ると違和感があるのもうなずけます。調整作業が必要と言っても、パーツのバリを丁寧にとり、接着剤で「エイッ」とくっつけてしまえば解決する程度。しかも道具が進歩した現代に作るので、当時よりも格段に簡単に、格好いい飛行機が作れます。
違和感の正体はタミヤの進歩の歴史なんだ、と考えながら作るのも楽しい時間です。
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私は飛行状態で組み立てて、あとから筆で塗装も楽しもうと思っています。制作や塗装で多少の失敗があっても、神経質にならずに作れるのがおおらかなベテランキットの良いところ。値段も定価500円なので、どうしてもやりなおしたいと思えば買い直すのも簡単です。コンバットプレーンシリーズで惜しむらくは10種類しか無いところです。前身のミニジェットシリーズは28種類あったようなので、今後のシリーズ展開を願うばかりです。