エンジニアの夜時間

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初心者にもおすすめの名作キット「HG ガンダムAGE-1 ノーマル」を作ってレビュー

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HG ガンダムAGE-1 ノーマルは2011年9月に販売された10年近く前のガンプラですが、めちゃくちゃ組み立て易い良いキットです。それまで発売されたテレビシリーズのHGは、いわゆる「旧キット」といった赴きのあるキットでしたが、このガンダムAGE のシリーズからはワンランク上がった組み立て易さと出来映えになったと感じています。その中でも最初に発売されたAGE-1 ノーマルは装備が簡素なこともあり、パーツ数も少なく手に取りやすい価格(税抜き1,200円) のキットです。(番組後半になると武装盛り盛りの強化機体になり、プラモデルはパーツが増えて値段が上がる、というのがガンプラのお約束です)当時のバンダイが低年齢層へガンダムの浸透を計っていた時期だったこともあり、気合いを入れた製品になったんじゃないかと思います。

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キットに含まれているプラスチックのランナー(パーツが付いた枠のこと)は4枚。パッと見て目立っている赤・青・黄色・白の4色ランナーがいかにもガンプラです。主人公機特有のトリコロールカラーと、バンダイの独自技術である多色成形ランナーを手にすると「ガンプラ作ってるなー」と個人的には思います。

パーツが2021年でも通用するクオリティなのは流石バンダイ。スナップフィットで合わせた部品が左右でずれることもなければ、嵌め込みがきつく組み立てられない部品もありません。分割やディテールなどは目を見張るものがあります。

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胸部インテークのスリットが開いてる!
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手の平のディテールもクッキリ!


個人的に一番感心したのはこの頭部パーツです。頭部のグレー部分とカメラアイが一体化されており、二つをつなぐ部分は額のパーツで隠れるため組み立て後は見えなくなります。

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このグレーのパーツが、、、
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額のパーツでこうなる!

ほとんど色分けされているAGE-1ですが、一部シールで補う箇所もあります。けれども塗装派にも安心のしっかりしたスジボリがあるため、自分で色を付ける場合も比較的簡単です。

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額の緑色は深いディテールで再現されているので塗り分けが簡単そう
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膝も黒くなる箇所も本来の色の境目でしっかりとした段差があります

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胸部に至ってはパーツ分割までされており、この分け方がとてもよく考えられています。塗装するかシールを貼るか選択の違いはありますが、どのみち色が変わるので、塗装もしやすい割り方にしてくれています。胸部の緑色になる部分はインテークと1つのパーツになっています。しかも色の境目は上から別の白いパーツを被せる構成なので、境目を雑に塗っても完成後は隠れて見えません。しかもこの黄色いパーツが、パチッ!と本当に気持ちよく嵌まるんです。

あとは説明書通りにどんどん進めば完成です。
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というわけで「HG ガンダムAGE-1 ノーマル」は作りやすいキットです。今ではもっとお手軽なプラモデルがバンダイから販売されているみたいですが、これも十分に簡単と言えるプラモデルです。組み立てに困る場面は無いし、色分けや稼働も不満は無いし、塗装するのも簡単そう。ちょっとプラモデル始めてみようかな、なんて思っている方がいれば候補のひとつにしてみてください。

ガンプラ HG 1/144 AGE-1 ガンダムAGE-1 ノーマル (機動戦士ガンダムAGE)

ガンプラ HG 1/144 AGE-1 ガンダムAGE-1 ノーマル (機動戦士ガンダムAGE)

  • 発売日: 2011/09/23
  • メディア: おもちゃ&ホビー