エンジニアの夜時間

プラモデルを作ったり、資格試験を受けたりしながら技術力向上を目指すブログです

ハロプラを作ってバンダイの凄さを知る

面白いことなんてないだろうと、これまで避けてきたハロプラ。作ってみたら「おかわり」したくなる面白さでした。
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作ったのは2020年一番くじの景品。中古ショップで叩き売りされていたのを買ってきました。ガンプラが手に入りにくくなった時代に350円は嬉しい。その簡素なデザインからプラモデルを作る際の楽しみである驚きが少なそう、という理由で作ってこなかったハロプラ。これが作ってみたら良い意味で裏切られました。
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ガンプラガンプラと呼ぶのが相応しいかはわからないが)としては可動部が少なく、バンダイの稼働のノウハウを楽しむには余りに単純なデザインのハロ。可動部と言っても、口と手足が開くだけです。しかしその僅かな関節も、バンダイにかかると充分に楽しめる物になっていました。ハロは球体を開閉させ口の様に動かすデザインなんですが、球体に蝶番で可動部を作ると外観が綺麗なマルでなくなります。ではどうするかと言うと内部に関節を設けるのですが、内部に関節があると今度は開く際に上下のパーツが干渉します。球体のデザインを損なわず、その上パーツ同士が開閉時に干渉しないを実現させた関節機構は、さすがバンダイと唸るものでした。
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それ以外にも遊ぶために親切な設計があちらこちらにあり、作っている時間は感心させられるばかりでした。簡素なデザインだからかアラを隠すことが難しいはずなのに、そのアラを一つひとつ丁寧に潰し欠点の無い製品を送り出す。そこがバンダイの凄さだと改めて知らさせれました。

ハロプラは普段プラモデルを作る人にこそ作って欲しいキットです。驚きと感心を一緒にもらえました。